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Before-After &人物と背景の「浮き」について


2016/04/17

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こんにちは。

いつも撮影に来てくれるソラちゃんが卒業入学の撮影でご来店。

ランドセルめっちゃかっこ良い!良い味出てる!
土屋鞄さんヌメ革のやつらしいです。
入学卒業の撮影でかなりの数のランドセルを見ますが
トップクラスのカッコ良さ!
土屋鞄さん良い仕事されてます。
卒業して使わなくなるのがもったいない…

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六年間でこんなに大きくなりました!
そろそろ「ちゃん」付けで呼ぶのが躊躇われます。

ちなみに、六年前の写真と比べて今回の写真は、背景をボカしてあります。
これは、人物と背景の「浮き」(立体感)を作り主役を強調するためです。

写真館のカメラは、フィルム時代は中判(6×7)カメラが、
デジタルカメラは35mmフルサイズのカメラが、一般的です。
そうすると、同じ設定で撮影した場合、
中判フィルムに比べて、35mmデジタルは背景がボケなくなるんです。

私としては、お一人写しの場合は、
フィルム時代みたいに、
背景と人物の「浮き」がある方が良いなと思っています。
その「浮き」を作るために、
露出バランスを調整したり、
人物と背景の位置関係を見直したり、
レンズに細工を施したりして試行錯誤しました。
その結果、
上記やストロボにカスタマイズを施すという方法で解決しました。

カジュアルなハウススタジオで、定常光(ピカッと光らない光)で
背景をボカしている所は良くありますが、
背景紙(天井から降りてくる紙や布の背景)メインのスタジオで
ストロボ光(ピカッと光る光)で背景をぼかしている所は少ないです。

当店が定常光ではなく、ストロボ光を使っている理由は、
現段階では、ストロボ光が他の光に比べ、
光の方向性や硬さ、色を思い通りにコントロールしやすく、
撮影者の撮影意図を光の作画に反映しやすいからです。

常に良い写真が提供出来るように、
当店もお子さま達と共に成長していければと考えています。

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